地域に根差した総合メディア企業として、報道からイベント企画・運営まで、多岐にわたる事業を展開する株式会社新日本海新聞社。
そんな同社で、若手ながら報道部のスポーツ担当として、現場で奮闘する新卒一年目社員の磯江はるか(いそえ はるか)さんに、今回話を伺いました。
実は、もともと新聞社への就職を考えていなかったという磯江さん。そんな彼女が、なぜ新日本海新聞社への入社を決めたのか。そして、新聞記者として地域と人をつなげる仕事のやりがいとは。今回は、入社一年目の彼女のリアルな声に迫りました。

報道部 スポーツ担当磯江はるか(いそえ はるか)さん
大学卒業後、新日本海新聞社に入社。報道部のスポーツ担当で、主に高校生のスポーツを中心に取材活動に従事する。自身も学生時代に、陸上、柔道、レスリングと幅広いスポーツ経験があり、その経験を活かして選手たちの気持ちに寄り添った取材を心がけている。
“取材される側”から“取材する側”へ。地元愛が導いた新聞記者の道
──本日はよろしくお願いします。まず、新日本海新聞社に入社した理由から教えていただけますか。
実は、もともと新聞記者になりたいと考えていたわけではなかったんです。地元で働きたい思いで就職活動を進めていたときに、たまたま新日本海新聞社の企業説明会に参加しました。
地元では、子どもの頃から実家や友だちの家に日本海新聞が届いていて「新聞といえば日本海新聞」というイメージがあり、「地元に根付いた存在感のある会社」という印象を持っていましたね。また、学生時代に、私自身もレスリング選手として日本海新聞の取材を受けたことがありました。新聞に載ると周りの友人に「載っていたね」と声をかけてもらえますし、紙として思い出や功績が残ることがすごくうれしくて。今でもその新聞を大切に保管しています。
そのときは担当記者の方が、レスリング大会や私のことを念入りに調べて丁寧に質問をしてくれたおかげで、安心して話すことができました。そんな当時のことを思い出し、「取材される側」だった自分が、今度は「取材をして伝える人」になりたい、スポーツに励む人々の功績を残す一助になれたらと思い、新日本海新聞社への入社を決めました。

──入社されてから、どのようなお仕事をされていますか。
高校生のスポーツを中心に、部活動の大会やイベントを取材しています。高校野球の大会前には、各学校を回ってチームの展望をお伺いしています。監督や選手の方々に話を伺い、大会にかける想いやチームの特色などを記事にしていますね。
日々変化するスポーツ現場のリアルに触れ、地域の多くの人々とつながりながら、自身の成長を実感しています。
取材を通して広がる世界。人とのつながりがこの仕事の原動力
──取材の仕事には、どのようなやりがいを感じていらっしゃいますか。
自分が書いた記事を読んだ方から「良かったよ」や、大会関係者から「次もお願いします」と声をかけてもらえることが、やりがいですね。また、取材で携わった選手の全国で活躍する姿を見たとき、胸が熱くなります。
取材を通して、行政や学校、地域団体などこれまで接点のなかった地域の多様な分野の方とつながれることも新聞記者の醍醐味ですね。働きはじめてから、地元の人脈が一気に増えて、より地域への愛着が深まりました。そうやって、自分の世界も広がっていく点がこの仕事の魅力だと感じています。
また、学生時代にお世話になった方と仕事を通じて再会したときは感動しました。まさか取材現場で再会するとは思っていなかったので、顔を見てお互いびっくりしました。
「スポーツ一筋だった磯江さんが、次はスポーツ取材しているなんて素敵だね」と声をかけてもらえてうれしかったですね。今後も取材を通して地元の方と再会できるのが楽しみです。
──学生時代の経験が今の仕事に活きていると感じることはありますか?
学生時代に競技者だった経験が今の仕事に活かせていると感じます。
選手の気持ちに寄り添い、競技にかける想いを引き出すために、自身の競技経験を思い出しながら取材に臨んでいます。競技の喜びや苦しさを知っているからこそ、心に響く言葉を聞き出し、記事にできると感じています。
私自身は「スポーツ」に対する思い入れが強く、スポーツに関わる仕事がしたいと思っていたので、そんな目標を実現できてとてもやりがいに感じます。

──そうして日々やりがいを感じながら働けているのは、周囲の支えも大きいかと思います。職場はどのような雰囲気なのでしょうか。
「分からないことは、いつでも聞いて」と優しく気にかけてくださる方ばかりで、とても温かい雰囲気です。取材したい大会の日程が重複してしまったときに、先輩が取材を手伝ってくださったときは助けられました。本当に心強く、尊敬する存在です。
同期の存在も、私にとって大きな支えとなっています。同期は7人いて、週に1回の新人研修を一緒に受けています。「この取材でこんなことがあって」と現場での話を共有したり、「こんな工夫をしてみたらうまくいったよ」とアドバイスをし合ったり。みんなそれぞれの部署でがんばっているので、お互いの業務の話を聞くだけでも勉強になり、刺激をもらえます。
同期の中では私が最年長なので、みんなの頼れるお姉さんのような存在になれたらと、思っています。これからも、お互いに励まし合いながら、立派な記者になれるよう成長していきたいです。
新聞だけじゃない。イベントやWebで広がる地域との関わり
──新日本海新聞社は、新聞発行以外にも多角的な事業を展開していると伺いました。具体的にはどのような事業がありますか。
新日本海新聞社は、鳥取市に本社を置き、東京や大阪にも支社を持つ総合メディア企業です。報道、営業、販売やイベントの企画運営、WEBコンテンツ運用なども手がけています。
報道部では、私が担当するスポーツのみならず、政治経済、社会など、幅広い分野の取材をしています。
近年では紙媒体だけでなく、Web関連の部署も立ち上がり行政案件の受注や、紙とWebを融合させた新しい取り組みにも挑戦しています。全国的に紙離れが進むと言われるなかで、時代とともに会社も変化しています。

──イベント事業とは、具体的にどんなことをするのでしょうか。
私も入社するまで知らなかったのですが、地元で馴染みのあるお祭りやイベントの企画・運営も、実は新日本海新聞社が主催しています。
鳥取市の代表的な祭りである「しゃんしゃん祭」の最終日におこなわれる花火大会や、鳥取県立美術館のオープン記念イベントなど、地域に根差したイベントを数多く手がけています。
準備段階から部署を超えて社員みんなで手伝っている姿を見ると、「地域へ貢献したい」という想いが強い会社だと実感します。
新聞という媒体を通して地域に情報を届けるだけでなく、イベントという形でも地域を盛り上げることができる。そして地域の方々が楽しそうにイベントに参加されている様子を見ると、自分たちも地域の一員として貢献できている喜びを感じます。
就職はゴールではなく“働くスタート”。焦らず、じっくり選択を
──今後のキャリアについて、どのような展望をお持ちですか。
まずは、スポーツ担当として一人前の記者になることが目標です。選手の気持ちに寄り添い、読者に感動や共感を与える記事を書きたいと思っています。
取材を通して、地域で活躍されている多種多様な分野の方々と出会い、その情熱や地域への思いに触れることができます。そうした方々の活動や想いを記事にすることで、地域の方々にとって「こんな活動があるんだ」「この地域にはこんな魅力があるんだ」と気づくきっかけになれば嬉しいです。
数年後に部署を異動する可能性もありますが、どんな部署に配属されても、報道やイベント事業を通して、地域と人々をつなぐ架け橋のような存在になれたらと思います。
──最後に、就職活動中の学生の方々へメッセージをお願いします。
就職活動は、自分自身と向き合い、将来について深く考える良い機会だと思います。
私は就職活動を始めるタイミングが遅く、焦ってしまったので、「動き出しは早ければ早い方がよい」とお伝えしたいです。企業説明会に参加したり、OB・OGの話を聞いてみたり、“まずやってみる”ことが大切かなと。
一方で、決断は焦らずじっくり考えてみてください。就職はゴールではなく、働くスタートです。「早く始めて、後悔のないようにじっくり決める」ことをおすすめしたいです。
そして、地域に貢献したい想いがある方は、ぜひ新日本海新聞社のような地域に根差した企業も選択肢に入れていただけたら嬉しいですね。私たちと一緒に、地域を盛り上げていきましょう。
