「好きはいつでも始められる」井木組で輝く、
ママさん技師の働き方

株式会社井木組は、創業100年以上の歴史を持つ鳥取県の総合建設会社。本社からは美しい日本海を望め、地域と自然に寄り添った仕事が魅力です。土木・建築・住宅など幅広い事業を展開し、「くるみん認定企業」として子育て世代も働きやすい職場環境整備にも力を入れています。

今回は、そんな井木組で技師として活躍する柿本菜菜子(かきもと ななこ)さんに取材させていただきました。入社までの経緯や仕事のやりがい、そして時短勤務で働く職場の雰囲気まで、リアルな声をお届けします。柿本さんの活躍の背景には、前向きな姿勢と行動力がありました。

建築部 技術者 柿本菜菜子(かきもとななこ)さん

大学を卒業後、金融関連企業に就職。その後、建築の世界へ飛び込む。短期大学で2年”建築”を学んだ後、2021年「井木組」へ入社。産休・育休を経て復職。最近歩き始めた1歳のお子さんを育てるママさん技師。

新築も改修も。時短勤務の働き方

──まずはじめに、井木組の事業ついて教えてください。

井木組は、土木、建築、住宅、リフォームの大きく4つの部門があって、総務や経理、工務管理部などの部署がそれぞれの部門をサポートしています。

土木部門では、河川や道路といった大規模な公共工事を手がけています。住宅部門は、個人のお客様向けに戸建て住宅を提供したり、住まいの相談に乗ったりする部門です。リフォーム部門では、網戸の張り替えや水回りの改修など、営業から施工まで1人で対応します。

そして、私が所属している建築部門では、学校やマンションなどの大規模な新築工事や改修工事を手がけています。企業や地主の方と直接やり取りしながら、現場を進めていくのが建築部門の仕事です。

──柿本さん自身は、建築部でどのようなお仕事をされているんでしょうか。

今は改修工事を担当していて、入社してから4現場目です。他の3現場は新築工事だったので、今回初めての改修工事ですね。具体的には、エレベーターが無かった県営住宅にエレベーターを設置する改修工事をしています。

──最近の1日のスケジュールを教えてください。

一般的には、8時に現場集合してラジオ体操後、朝礼で仕事内容確認や人数確認をするところから始まります。

私は時短勤務中なので、9時に出勤してすぐ現場に入り、まずは“配筋写真”の撮影からスタート。基礎工事の段階で鉄筋を配置したことを記録する大事な作業です。10時から30分の休憩をはさんで、昼休憩まで撮影を行います。

12時から13時までお昼休憩をしたら、各職種の職長さんに集まってもらって「昼の打ち合わせ」を行います。そこで午後の作業内容の変更や、明日の仕事内容の確認をします。

午後は再び“配筋写真”を撮影したり、事務所に戻って図面確認・コピーなどの業務をすることもあります。15時頃から30分休憩をして、今は16時には退社しています。

退勤時間に現場にいることも多いのですが、周りの人から「もう時間だから帰れよ」とか「もう16時になるよ」と声をかけてもらえるので、安心して帰れます(笑)

──そうなんですね!現場の方も退社時間を配慮してくださる雰囲気なら、みなさんが作業中でも帰りやすいですね。

現場ごとにゼロから挑戦、だからこそ建築は面白い

──柿本さんは入社当時から「建築工事部」所属ですか?

入社前は戸建ての家を作ってみたくて、住宅部門を希望していました。でも入社当時は住宅部門の募集がなかったので、建築配属になりました。社内に住宅部門があるので、「いつか住宅に関わる機会があるかな」と思って入社したら、建築部門での仕事が楽しくて!!

──建築のお仕事でどんなところに「楽しさ」を感じられるのですか?

やっぱり規模の大きさと、一般の人が見ることができない基礎の部分やコンクリートを建てていくところを見れるのが楽しくて!コンクリートに基準線を書く作業も好きですね。大きな建物に落書するわけではありませんが、「ここがだよ」「ここは梁だよ」と、符号をマジックで書くことがワクワクする瞬間です。

本当に現場ごとで全部違うので、そこも楽しいです!

──楽しい作業もある一方で、心が折れそうになった出来事もあればお話いただけますか。

一つ前の現場で木造の建物を担当した時ですね。小学校にある備品倉庫の工事でした。私にとって、木造工事は初めてだったので、図面の見方も分からないし、使われている用語も難しくて…とにかく大変でした。

それをどのように乗り越えられたんですか?

一緒に仕事していた工務店の方が、普段から木造住宅をしている方だったので、ほぼ付きっきりで助けてもらって。その方のおかげで乗り越えられたと思います。

決め手は人柄と景色?!異色の入社ストーリー

──柿本さんは、どのようなきっかけで入社にされたんですか?入社の経緯を教えていただけますか?

実は、管理栄養士を目指して大学に通っていたのですが、学ぶうちに「好きだけど、働くとなるとちょっと違うな、と感じて

卒業後は全く違う金融機関に就職したんです。4年ほど働く中で、自分の”好き”や”得意”が見えてきました。例えば、お客様とのコミュニケーションをとることは得意だな、とか。

親族に建築業界の人が多いこともあって、小さい頃から興味があったの仕事に挑戦してみたいと思うようになったんです。そこでまずは、近くて通いやすい短期大学で建築を学びました。その短大の先生に井木組の見学を勧められたことがきっかけで、入社したという経緯です。

──入社を決めた「決め手」はなんだったのでしょう。

見学時に話した先輩方の雰囲気が良かったことと、井木組が鳥取県の中でも大きい会社だったので、事業が複数あれば、いろんなことに関われるんじゃないかなと思ったことですね。実際、今は建築ですが、ゆくゆく住宅もできる可能性がありますし。

それともう一つ、本社から見える景色が綺麗だったことが印象的でした!海にとっても近くて、天気が良いと隠岐の島も見えるんです。未だに本社に行った時に島が見えるとワクワクします(笑)

──実際入社して、入社前とのギャップのようなものはありましたか?

大変なギャップとしては、天気にかかわらず、暑くても雨でも雪でも外作業ということですかね。雪が降った時は、雪かきからスタートしますし、ひどい時は現場に行けない時もあります。

それから、入社当時は建築用語が本当に難しかったです。職種ごとに違う用語もあるので、聞き返したり検索して覚えました。

一方で、入社してから良い制度だなと思ったのは、”トレーナー制度”です。簡単に言うと、新入社員と先輩がニコイチで動くような制度です。最初はトレーナーの先輩と一緒の現場に行って、その後は別現場になることもありますが、トレーナー制度期間の3年間は、分からないことは何でもその先輩に聞けるんです。

──トレーナー制度の期間「3年間」は長く感じますが、現場管理のお仕事を覚えることは、かなりの年数がかかるのでしょうか?

会社としては5年〜7年ぐらい経験しないと、一人立ちができなくて。私や同期のトレーナーの方は、7年目〜10年目の先輩でした。会社側の配慮だと思いますが、新入社員一人ひとりの年齢に合わせてトレーナーを選んでくれているようにも感じました。実際、私のトレーナーも年齢が近いことで話しやすかったです。

休みや中抜けも柔軟に。子育て世代に優しい職場

──入社してから産休・育休を取得して復帰されてらっしゃいますが、子育てしながら働く環境はいかがでしょう。

子育て中の私にとっては、休みが取りやすい環境はありがたいです。子供のために休める特別休暇が年間5日間ありますし、保育園からの急な連絡の時なども中抜けさせてもらって、お迎えに行ってからおばあちゃんに預けてということもあります。職場のみなさんが理解してくださっているので、そんなこともできます。

──同じ部署のみなさんは、どんな雰囲気なのでしょうか。

年齢に関わらず、割とみんな気さくに話せる部署ですよ。私の他にもう2人女性がいるんですけど、休憩時間に集まったら井戸端会議みたいな感じになります(笑)その2人は、事務方と設計関係の業務をされている方で、私より大きなお子さんがいるママさんなんです。

現場はみんな男性ですが、子供の年齢が近いこともあって、休憩中は『うちの子、風邪ひいちゃって…』といった話をしたり、普段の生活が垣間見える会話が多くて楽しいですよ。子育て世代が多いからこそ、共感し合える空気があって、働きやすさを感じます。

“好きはいつでも始められる” 経験で気づけることがある

──今後の目標があれば、ぜひ教えてください。

今持ってる資格が”2級建築施工管理技士”なので、来年か再来年あたりまでに”1級建築施工管理技士”と”二級建築士”の取得を並行して目指していきたいなと思っています。

時短勤務とはいえ、家では子供との時間も大切なので、時間の使い方を工夫しながら勉強しようと思っています。ただ、日々の疲れで家事が終わったら寝てしまうことも多いです(笑)。

最後に、この記事を読んでいる求職者の方にメッセージをお願いします。

「好きなことは、いつでも始められる」ということを伝えたいです。「入ってみて、合わんかった」って思うこともあるかもしれないけど。逆に「入ってみたからこそ、知れる楽しさ」っていうのもあって、本当にやってみないとわからないということがあると思うんです。

私自身、前職の経験があったからこそ、自分がお客さんとのコミュニケーションをとることが向いてることに気づけました。栄養を学んだ大学での就活中も、パン屋さんの商品開発だったり、服飾の会社だったり、興味ある分野の会社に履歴書を出してました。

「全く知らないからここの業界には行かない」という考え方はして欲しくないなと思います。気になることはやってみた方がいいと思います。

基本情報

鳥取県東伯郡琴浦町赤碕2000番地1
(業種)総合建設業

拠点:本社・琴浦町、米子営業所、鳥取営業所

お問い合わせ先:0858-55-0811 採用担当